業務中にゲームをしていた後輩が成長するまで/メンター日記

---

どーもロックシステムの小泉です。


11月も後半いつの間にか今年も終わってしまいそうですね。
今年は初日の出どこで見ようか考える今日この頃です。

ぼくはロックシステムで後輩社員のメンターをしてるんですが、今回はメンターをしていて少し嬉しかった話をします。
メンターってなんやねん？って人のために説明しておくと。

ロクペディア

ロックシステムのメンター制度とは
一般的にはマンツーマンで行われるメンター制度を、当社では5〜6名の小チームで実施。
「制度」なんて聞くと義務的に感じるかもしれませんが、メンター＝上司ではありません。
メンターはエンジニアの頑張りを会社に伝える立場であり、困ったときのサポート役。
仕事や会社に対する愚痴や意見、プライベートでの悩みなど公私を問わず気軽に相談できる環境を整えることで、客先常駐にありがちな放置されて一人ぼっちという状況を解消しています。
最近ではメンバーの結婚や出産が続いているので、チーム内で喜びを分かち合ったりもしています。
このようにエンジニアにとってありがたいメンター制度ですが、実はメンター自身にもメリットが。
メンティー（相談者）の悩みや考えを訊くことでメンター自身も成長できますし、将来のマネジメントの予行演習にも繋がります。
もちろんメンター手当による給与面でのメリットも。
メンターには推薦される場合もあれば、立候補することもできます。

簡単に言うとメンターとは保険室の先生のような、よく相談に乗ってくれる先輩です。
ロックシステムのメンター制度は仕事のことや、困ったこと、状況報告でもとりあえずなにかあったら気軽に相談できるようになっています。

かく言うぼくはメンターをして早3年になります。
メンターをしていると、ほんとにいろんな後輩がいるなぁと面白い半分大変半分です(笑)

今回のお話は中でも大変だった後輩の話ですね(笑)
その子は仮にAさんとしておきましょう。
Aさんは、20代前半で入社しました。当時はロックシステムでも一番若い社員でしたね。
一緒に仕事もしていましたが、Aさんの勤務態度は正直、あんまり良くなかったです。。。
愛想が良くないのは置いといて、まさかの業務中にスマホゲームまで、、、
もちろん呼び出して注意しました（笑）

少しいい加減なところもあったAさんですが、忙しかったプロジェクトでは率先して協力してくれました。
結構な分量のタスクをこなし大変な時期も一緒に乗り越えたので、徐々に頼りになる後輩に成長しているなと思っていました。

その後も順調な時期が続くと思いきや、今度は遅刻や欠勤が目立つようになってきました、、
仕事自体出来ないわけではないですし、むしろ飲み込みも早い方で順調に成長していたのにもったいない。
メンターとして『そこだけちゃんとしたらもっと評価も上がるのに勿体ないよ』という話をしたりしましたが、スッキリ直ることはなく。。。
こればっかりは本人が直す意思がなければどうしようもありません。

Aさんから突然の相談

そして、また同じ理由で、プロジェクト先からAさんの契約が終了するという話が出ました。
その時、いつもは受け身だったAさんの方から「話があるんで時間をください」と連絡が来ました。
このタイミングで、相談って。。。あまりいい予感はしなかったです。

何を言われるんだろうと内心ドキドキしながらいざ話を聞くと
Aさんの口から「そろそろ、社会人としてちゃんとしたいと思うんですけど、どうしたら出来るようになりますか。」という相談を受けました。

めちゃめちゃ嬉しかった。

今まで注意され、言われても直らなかった後輩が自分からちゃんとしたいという相談をしてくれたんです。
ようやく届いた、ちゃんとしないといけないと自分で行動してくれたと思いが届いた嬉しさが込み上げてきました。
そこからは、原因や対策など一緒に話し合い、口だけではなくAさんは見違えるほど自ら行動するようになってくれました。
今はもとに戻らないように定期的に相談に乗っています。

というように今回のケースは、社会人として未熟だったAさんが自発的に成長をしてくれた話でした。
メンターは注意するだけでなく、自分から行動を起こしてもらうように働きかけることも大事だと自分も学びました。
メンターをしている私にもメンターはいます、2，3年目の頃は毎日のように相談したりだいぶ助けてもらいました。

いわゆるメンバー同士の助け合いですよね。
これからも未経験、経験者関係なくロックシステムのメンバー同士助け合っていきたいと思います！
またメンター活動をしていて面白い話があれば書きます。

それではまた。