2025.02.13
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【脱初心者】上流工程やってみよう!【Todoアプリ】-#2 要件定義書を書いてみよう①-
2024-09-18
■過去回はこちら!
#1:上流工程とは
ロックシステムのみなみです!
お待たせしました!
『【脱初心者】上流工程やってみよう!【Todoアプリ】』第2回です!
今回は実際に要件定義書を書いていきます★
この記事の内容
- 前回のおさらい
- 上流工程とは
- 要件定義の流れ
- 要件定義書を書いてみよう
- お客さんとの要求ヒアリング(要求定義)
- 要件定義での成果物とは
- 業務フロー図の作成
前回のおさらい
前回は上流工程について説明しました。まずはざっくりおさらい
上流工程とは
一般的なアプリ開発のプロジェクトは、上流工程と下流工程といった2つのプロセスに分けられ、これまで勉強してきたプログラミングは下流工程。アプリをどういった仕様・作り方で進めるかを決めるのが上流工程です。
上流工程では直接ユーザー(お客様)と話しながら、どんなシステムや機能が欲しいのかを聞いたり、それらをどうやって作るのかを決めていきます。
要件定義、要求定義、基本設計と合わせて上流工程と呼ぶ。
要件定義の流れ
要求定義:開発会社と発注会社で十分な打ち合わせを行い、システムを発注したユーザーからの「こんな機能が欲しい」「〇〇が...したい」といった要求と認識のすり合わせを行う。
要件定義:要求定義の内容を受けて、具体的なシステムの仕様を決定する作業。納期と予算を踏まえて要求を整理して本当に必要な機能のみに絞る。
要件定義書の作成:要件定義の内容をドキュメントにまとめる。開発メンバーと要件の共有がしやすくなり、開発をスムーズに進められる。
要件定義書とは
まずはお客さんと要求ヒアリング(要求定義)を行います。★今回は、将来的に拡張できてPCとスマートフォンで使用するTodoアプリを依頼されたという想定です。
要求定義はシステムの機能に漏れがないようにお客さん側と開発者側で認識の相違が無いかコミュニケーションを取りながら進める重要な工程です。
お客さんからの要求をまとめてみました!
要件定義の成果物と言われるドキュメントの総称を指します。
成果物はプロジェクトによって変わるので明確に種類は決まっていません。
成果物の例
1. システムの概要 システム全体をイメージできるように概要を記載する。 (例:用途や対象ユーザーなど) 2.システム導入の目的 システムの問題点を把握できるように目的を記載する。 (例:システム導入の理由や、現在抱える問題点、改善事項など) 3. 業務要件 要求一覧、業務フロー、業務一覧 4. 機能要件 ・外部設計目に見える機能(例:画面、帳票等) ・内部設計…目に見えない機能(例:データ、バッチ、外部連携等) 5. 非機能要件 ・可用性 ・パフォーマンス ・セキュリティ 6. その他(例:開発体制、開発スケジュール、開発環境、開発予算)
その中でも必須と言われている以下の項目です。
今回のTodoアプリではこれらの成果物を用意していきます。
1. システムの概要 3. 業務要件 4. 機能要件 5. 非機能要件
要件定義書を書こう
■システムの概要システムを作成するに至った経緯、システムの目標を記載する。
■業務要件(業務フロー)
システム化の対象となる業務フローを明確にします。
業務フローを作成することで視覚的に全体像を把握しやすくなります。
考えるべきステップはいくつかありますが、今回は4つに絞って作成していきます。
1.目的の明確化 なぜこの業務フロー図を作成するのか、何を達成したいのか 2.対象範囲の決定 どの業務プロセスを図示するのか、開始点と終了点はどこか 3.関係者の特定 誰がこのプロセスに関わっているか、各関係者の主要な役割は何か 4.情報源の確認 正確な情報をどこから得るか、誰に確認すべきか
これらを今回のtodoアプリにあてはめると以下のようになります。
使用するツールは色々ありますが、今回はdraw.ioを使って書いていきます。
URLにアクセスするだけで無料で手軽に始められるのでおすすめです。
draw.io
https://app.diagrams.net/
今回のtodoアプリのフロー図は以下のようになりました!
このファイルは以下URLからダウンロード可能です!
draw.ioのURLからページを開いてファイルをドラッグアンドドロップで開いてください。
https://drive.google.com/file/d/1dTNAc4k-0r9jRKMN8L9Z2iwCqkUyg4B5/view?usp=sharing
以上!次回も引き続き要件定義書を作成していきます。
一緒にがんばりましょうー!

株式会社ロックシステム
「ブラック企業をやっつけろ!!」を企業理念にエンジニアが働きやすい環境をつきつめる大阪のシステム開発会社。2014年会社設立以来、残業時間ほぼゼロを達成し、高い従業員還元率でエンジニアファーストな会社としてIT業界に蔓延るブラックなイメージをホワイトに変えられる起爆剤となるべく日々活動中!絶賛エンジニア募集中。
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