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【Cursor第2回】コードを書かずにTrello風アプリを構築 ─口頭指示だけでどこまでできるか─

2025-07-11
テックメンターのかなしーです。
前回(https://rocksystem.co.jp/blog/page.php?entry_id=324)に引き続きCursorについて紹介していきます。
今回はCursorを使用し自然言語のみでアプリ開発をしてみます。


1. はじめに(TL;DR)

  • Cursorに自然言語だけで指示し、コードを一切書かずにTrello風アプリを構築
  • Next.js App Router構文 + TypeScript + 完全クライアント構成が即時生成
  • Tailwind → Material UIへのUI移行も追加指示のみで自動対応
  • 抽象的なUI改善要求(色を増やさず視認性向上)も反映
  • 「実装はCursorに任せ、自分は仕様だけを考える」開発スタイルが現実に

2. 今回のルール(開発環境と前提)

「コードを一文字も書かずに、どこまで開発できるか?」を検証。自然言語チャットだけで、動くUI付きアプリの構築を目指す。

  • OS:Windows 11 + WSL2(Ubuntu 22.04)
  • 開発環境:Node.js / npm / Cursor v1.2.2
  • フレームワーク:Next.js(App Router構文)、完全クライアント構成

3. 開発開始:まずはTrello風アプリを作れと命令

最初の指示:

「Next.js(App Router構文)とReactで、Trello風のカンバン型タスク管理アプリを作って」
「完全クライアント、状態はuseState+localStorage、UIはTailwind」

Cursorはすぐにプロジェクト構成、型定義、状態管理、スタイル、コンポーネントなどを一気に生成。コードを一切書かず、npm run devで即動作確認できるレベルに到達。

最初に出した自然言語による指示内容


Cursorが構成ファイルを生成開始


ファイルが次々に生成されていく様子


4. 自動でエラーを検出し、自己修正を開始

ここで驚いたのは、Cursorが自動でエラーを検出し、自発的にその修正を試みたことだった。従来の補完ツールとは次元が異なる。

エラーを自己検知し、自動修正を開始した画面


5. 初回完成報告とそのUI

最初の完成報告が届いた。すぐに動作確認できる段階まで来た。

Cursorからの初回完成メッセージ


6. UIが古い?──改善を要求してみる

UIを見てすぐに、「これはちょっと古臭い」と感じた。

「UIが古い。現代的に刷新して」
「質問せず、一気に完成形にして」

初期UIへの違和感


操作性の問題が浮き彫りに


UI改善を要求した指示内容


7. 再構築と2回目の完成

再設計中の様子


2回目の完成メッセージ


再構築後も納得できないUI


8. UIライブラリを指定して全面再設計

「Tailwindは禁止、Material UIのみで再実装して」

MUIでの再構築を要求


CursorがMUI導入を自動で開始


UI構成がMUIベースに書き換えられていく


9. 最後の抽象要求「もっと見やすくして」

「色は抑えめで、コンポーネントの視認性を向上して」

UIの明確さにまだ課題


抽象的な改善指示を出した場面


最終的に完成度の高いUIに


動作面も問題なしの状態


10. 所感:実装はもう任せていいかもしれない

仕様の指示だけでUI付きアプリが完成。Cursorは、構成提案からUI最適化まで通して対応可能。実装作業をほぼ委ねられる環境が、いよいよ現実のものになってきた。

11. 次回予告

第3回では、Cursorが書いたコードをレビュー。構造の整理度、メンテナンス性、意図の反映精度を検証します。

株式会社ロックシステム

「ブラック企業をやっつけろ!!」を企業理念にエンジニアが働きやすい環境をつきつめる大阪のシステム開発会社。2014年会社設立以来、残業時間ほぼゼロを達成し、高い従業員還元率でエンジニアファーストな会社としてIT業界に蔓延るブラックなイメージをホワイトに変えられる起爆剤となるべく日々活動中!絶賛エンジニア募集中。

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