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【脱初心者】上流工程やってみよう!【Todoアプリ】-#2 要件定義書を書いてみよう②-

2024-10-18

■過去回はこちら!
#1:上流工程とは
#2:要件定義書を書いてみよう①

ロックシステムのみなみです!

『【脱初心者】上流工程やってみよう!【Todoアプリ】』第3回です!
前回に引き続き要件定義書を書いていきます!

この記事の内容

  1. 続・要件定義書を書こう
    1. 機能要件
    2. 非機能要件

続・要件定義書を書こう

前回は「システムの概要」「業務要件」のドキュメントを用意しました。
「機能要件」「非機能要件」のドキュメントを作っていきます!

■「機能要件」
要求定義の内容を基にシステムが「何をするか」、つまり提供される具体的な機能を定義します。
要求定義でのヒアリングでお客さんから要望のあった機能にそれぞれ優先度を付け加えて一覧表示しました。
これを軸として、目に見える機能と目に見えない機能を決めていきます。
今回は目に見える機能は画面、目に見えない機能はデータとして作ります。

目に見える機能
Todoアプリの画面レイアウトを考えます。
機能要件ではざっくりとした配置や機能を決め、デザインの詳細は要件定義の後で行う基本設計で詰めていきます。

目に見えない機能
要求定義で聞いた必要なデータを表にまとめました。

■非機能要件
「非機能要件」とは、システムの機能以外の大事なポイントのことです。
例えば、システムの応答速度、安全性、トラブルが起きた時の復旧について、などです。お客さんとのすり合わせで決めることもありますが、今回は開発側で決めたものを使う想定で進めます。
Todoアプリでの非機能要件は以下の通りです。

パフォーマンス
システムがどれだけ早く、効率よく動くかについて考えます。
目標とする応答速度は、通常時は3秒以内、ピーク時は5秒以内とすることが一般的に多いです。
また、このTodoアプリでは1000人が同時に接続できるように想定しました。

可用性
システムが継続して稼働するための要件。運用スケジュールや障害発生時の復旧などについて考えます。
このTodoアプリでのアップタイム、つまりアプリが稼動している状態の時間は99.9%を目指して、それを継続するために月に1回2時間以内の計画メンテナンスを行います。

セキュリティ
システムが安全に使えるようにするための要件。
たとえば、利用者の制限や、不正アクセス防止の仕組みを考えます。このTodoアプリではデータを暗号化してセキュリティ性を高めます。


以上で今回のTodoアプリの要件定義書として用意する成果物が揃いました!
しかし、まだまだ上流工程は続きます。
次回からは基本設計を一緒にやっていきましょうー!

株式会社ロックシステム

「ブラック企業をやっつけろ!!」を企業理念にエンジニアが働きやすい環境をつきつめる大阪のシステム開発会社。2014年会社設立以来、残業時間ほぼゼロを達成し、高い従業員還元率でエンジニアファーストな会社としてIT業界に蔓延るブラックなイメージをホワイトに変えられる起爆剤となるべく日々活動中!絶賛エンジニア募集中。